1879年にチャールズ・ジョーンズ氏とその義理の兄弟ジェームズ・クロケット氏によって創業された、歴史あるクロケット&ジョーンズ社。
世界中で最も多く木型の種類を持つ靴メーカーとして、靴作りのデザインバリエーションや素材選びでは、大変優れたノウハウを持ち併せています。そして一足作るのに約8週間を要するグッドイヤーウエルト方式の採用や、防水性を持たせたベルトショーン製法など、熟練した職人のみが成せる伝統的な手作業の製法が受け継がれています。
今回ご紹介するのは【HandGrade Collection】のAUDLEY3。
Crockett&Jonesの代表モデルと呼ぶに相応しい1足がこの「オードリー」。英国伝統のストレートチップの風格を残しつつ、フランスならではの優雅さを絶妙に加味し表現された雰囲気にCrockett&Jonesの技術の高さを窺い知る事が出来ます。ビジネスにおいて最もフォーマルで基本とされるデザイン、冠婚葬祭においてもその足元に相応しい「黒のストレートチップ」。極めてシンプルなデザインだからこそ、素材・作りの上質さ・ラストの美しさが際立ちます。
AUDLEY3は、AUDLEYの「ラスト337」をベースにウエストラインを絞りヒールカップを小振りに改良した「ラスト367」を採用。トゥラインは同じなので見た目の印象はほぼ変わらず、踵周りのフィット感を向上させた日本人向けのモデルです。
【HandGrade Collection】
ハンドメイドのクオリティを目指して作られたコレクションです。革本来が持つ特性を活かすために、あえて手間の掛かるハンドカッティングを行い、素材においてはアッパーのみならず、ライニング、インソール等にもより上質な革を使用しています。また、ソールは伝統的な樫木のチップとともに革を長時間浸し鞣す手法で作られた通称「オークバークソール」を使用しています。この「オークバークソール」は耐久性と柔軟性に富んだ性質を持ち、英国では高級靴やビースポークと呼ばれる注文靴などにも使用される底材です。また、ドレスシューズに多いヒドゥンチャネル(伏せ縫い)仕上げは、見た目にも美しくステッチの磨耗を防ぐといった役割も果たします。上質なアッパーの革は、熟練職人の手仕事によって1足1足ハンドカラーリングされ、さらにハンドフィニッシュによって磨き仕上られます。その革は、履き込む事で色に深みと独特な光沢が増し、足を包み込むようなフィット感を生み出します。
【素材】アッパー:カーフ :レザーソール (牛革)
【製法】グッドイヤーウエルテッド製法
【木型】367
【生産国】イギリス
販売価格 |
148,500円(税13,500円)
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型番 |
Audley3 |